広域紋別病院

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  • 〒094-8709 紋別市落石町1丁目3番37号

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リハビリテーション

理学療法について

 理学療法とは、「身体的治療の技術および科学であり、運動療法、教育指導、温熱、光線、水、マッサージ、及び電気などを治療手段とする。治療目的の中に痛みの緩和、循環の増加、障害の予防と改善、力、可動性及び協調性の最大回復がある。理学療法とは、「神経支配と筋力の障害程度を決定するための電気的・徒手的テスト、機能的能力を決定するためのテスト、関節可動域の測定、肺活量の測定を医師の診断補助とし、また経過を記録する目的として行うことを含む。」

『世界理学療法士連盟の日本語訳定義より引用』


 当院の理学療法士は「地域に根ざした理学療法」を提供できることを方針とし、「選ばれる理学療法士」になれるよう努力しています。そのために幅広い病気・障害をもった患者様のご要望に応えられるよう目指しています。

理学療法士は動作の専門家です。寝返る・起きる・立つ・歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の維持・改善を行います。

入院中のリハビリテーション

入院中のリハビリ

入院生活では、まず患者さんの病気の管理が基本となります。その上で入院を経て家庭や社会への復帰を目的に、日常的な食事や歩行、排泄、入浴などの動作を改善するためのリハビリテーションプログラムを組みます。入院生活そのものもリハビリとなっており、リハビリテーション室でのリハビリのみにとどまらず、入院生活の場である病棟においても、「廊下を歩く」「食事をとる」「トイレに行く」「お風呂に入る」などの日常生活全般を見据えた練習を行っていきます。

またご家族によるリハビリの見学や介助指導等関わっていただいています。退院に向けて試験外出や外泊を行ったり、リハビリスタッフやソーシャルワーカーによるご自宅訪問を実施させていただくこともあります。

 患者様にとって「急性期」「回復期」は集中的なリハビリによって機能回復が期待できる時期であり、心理・社会・経済的問題も生じやすい時期です。そのためこのような複雑な心身状況にある患者さんや家族に対し良質な入院医療サービスを提供するため、担当医師、看護スタッフ、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなど、さまざまな専門技術・知識を持った医療スタッフがチームを組んで、患者さん、家族と一緒にADLの向上、家庭復帰に取り組んでいます。

整形外科疾患のリハビリテーション

整形外科疾患のリハ

 整形外科治療には、手術療法と保存療法があります。手術後は、移動能力や日常生活動作の早期回復に重点を置き、関節の痛みや動きづらさ、筋力の低下、しびれなどの神経の障害に対して個別のリハビリテーションで対応しています。保存療法では、個別のリハビリテーションと合わせて装具療法も行っています。また、生活場面での痛みを軽減させるだけでなく、関節を保護するための生活指導や自主訓練の指導も私達セラピストの仕事です。

外来リハビリテーション

外来リハ

 当院では、外来リハビリテーションを対応しております。また、個別の運動療法だけではなく、物理療法なども併用しバリエーション豊富なリハビリテーションを提供しております。

運動療法

運動療法

 身体機能評価を実施し、痛みの部位や動作の妨げとなっている部位を判別した上で、患者様の状態に合わせた治療プログラムを提供しています。個別での運動を毎日行い、動作能力の向上を図ります。

物理療法

物理療法

 患部を温めたり電気刺激を加えたり牽引したりすることで、痛みを和らげ、関節を動かしやすくすることができます。当院ではそんな治療を、様々な機器(干渉波治療器、低周波治療器・首や腰の牽引機器・ウォーターマッサージベッド・ホットパック・水治療器など)を使用して、患者様の状態・症状に合わせて提供しております。