臨床研究に関する情報公開

臨床研究の情報公開(オプトアウト)について

通常、臨床研究を行う場合は、文書もしくは口頭で説明し、同意を得て実施いたします。
臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを対象とする研究については、国が定めた指針に基づき、「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされています。

このような手法を「オプトアウト」と言い、当院での一部の臨床研究をオプトアウトの手法でおこなっています。
なお、研究への協力を希望されない場合は、担当医までお知らせください。

NCD(一般社団法人National Clinical Database)外科手術・治療情報データベース事業

本事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することにより医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供するために利用されます。
当院では、外科における手術症例について登録を開始しています。
全国の医療施設診療科の情報を収集することで、手術をおこなっている施設診療科の特徴、医療水準の評価、適正な外科専門医の配置、手術を受けたかたの予後、これから手術を受けるかたの死亡・合併症の危険性などを明らかにすることができます。
これらの登録情報は匿名化され、患者さまに不利益が生じることはありません。
また、登録については患者さまの自由な意思によりますので、拒否することが可能です。

詳細についてはNCD患者さま向け説明資料をご覧ください。
NCDについてのホームページはこちらからアクセスできます。

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)への参加に関して

当院の整形外科では、公益社団法人日本整形外科学会が実施する運動器の病気で手術された患者様の情報を用いた研究(JOANR)に参加しております。全国の情報を共有できるデータベースを作り上げることは、将来的に有効な治療方法や手術の安全性の確立へ向けた一助となります。尚、提供するデータには患者様の個人を特定できる情報は含まれておりません。また、この研究に参加することによる患者様の新たな負担は一切ありません。

研究対象手術は2020年4月から2030年3月の間に当院 整形外科において、運動器の手術を受けられたかたとなります。人工関節手術、脊椎手術、骨折治療の手術などが対象となります。

当院では「オプトアウト方式」を採用し、登録対象の手術を受けた患者様は登録拒否のお申し出がない限り、症例登録にご同意頂いたと見なし症例を登録させて頂きます。 個別に患者様向けの資料等をご希望のかたは、お申し出いただければお渡しいたします。個人を特定できる情報を登録する事は御座いませんが、症例登録にご了承いただけない場合には主治医までお申し出ください。了承いただけなくても、患者様に不利益が生じることはありません。

本研究に関する資料の閲覧を希望されるかたは、一般社団法人日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)ホームページをご参照ください。
JOANRについてのホームページはこちらからアクセスできます。