(8) インシデント・アクシデント報告率

医療や看護の分野では、実際には影響はなかったものの、患者様に影響を与えかねない事件のことをインシデントといいます。実際に事件・事故が起きて被害・損害が生じている状況をアクシデントといいます。アクシデントの手前の状況がインシデントです。「ヒヤリハット」は一歩間違っていれば大惨事を起こしかねない状況のことをいい、人為的ミス(ヒューマンエラー)であることが多いです。令和3年度はアクシデントが7件発生し、アクシデント率2.1%で例年と比べて増加しました。当院では安全で質の高い医療を提供するため医療安全管理を徹底しています。何らかのインシデント・アクシデントが発生した場合には速やかに報告書を作成し、院内全体で情報共有し再発防止に努めています。
インシデント・アクシデントレベル表
インシデント・アクシデント(医療事故) 区分
  • レベル0 : 間違いがあったが、患者に実施されなかった
  • レベル1 : 間違いが患者に実施されたが、影響がなかった
  • レベル2 : 間違いが実施され、患者に影響があり検査や観察の必要があったが治療の必要はなかった。
  • レベル3a : 間違いが実施され、患者に影響があり一時的に治療や処置が必要になった
インシデント
  • レベル3b : 間違いが実施され、患者に影響があり継続的に治療や処置が必要になった
  • レベル4 : 後遺症により、生活に影響する後遺症の発生する可能性がある
  • レベル5 : 死因となった可能性がある
アクシデント

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