透析室イメージ画像
透析室看護師長 須藤真由美
人工透析室入り口の写真
慢性腎炎やネフローゼ、糖尿病などで透析治療が必要になることがあります。血液透析は、腎臓の代わりに不要な水分や毒素などを取り除く治療で、週3回、1回4時間程度の治療が必要です。治療を受けながらの生活が患者さんにとって充実できるよう「患者さんの生活を観て、患者さんの声を聴いて、患者さんに寄り添い、気持ちを知って患者さんとともに考える看護」を心がけております。
当院の透析室では、透析器17台を設置し、紋別市内はもちろん、興部町から滝上町の広域にわたり患者さんにご利用いただいております。医師、臨床工学技士、看護師、看護助手、クラークの透析チームで、患者さんが安心して透析医療が受けられるように努めております。
適した透析ができるよう、少しでも快適に透析を受けられるように患者さんの生活を考えながらチームで話し合い、透析医療を提供させていただいております。
また、患者さんが毎日元気に過ごすことができるよう栄養やシャント、フット状態を透析チームと管理栄養士や検査技師も含めて定期的に多職種カンファレンスをしております。
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臨床工学士と看護師 カンファレンス
定期採血時は、食事や栄養状態を管理栄養士とともに指導しており、献立相談や栄養指導のリクエストに答えることもあります。
患者さんの足を大事にするフットケアは、日常的に実施し、院内フットケアカンファレンスで検討したり、皮膚・排泄ケア認定看護師の評価を受けたりと力を入れて取り組んでいます。
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採血結果から管理栄養士による栄養指導
住み慣れた地域で治療を続けるために院外の関係するかたやケアマネージャーとの連携もしております。
現在、透析治療が必要な患者さんが住み慣れた地域で透析治療が継続できるよう市内の透析施設と連携を始めました。
始めたばかりでありますが、地域の透析患者さんの生活が充実するよう取り組んでいきたいと思います。